ギリシャ語の「di(二つの)」と「opsis(外観)」に由来する。結晶の断面は、見る角度によって異なる表情を見せることから、この名が与えられた。
カルシウムとマグネシウムを含む輝石族の鉱物である。キンバーライト(ダイヤモンドを含む火山岩)の中から見つかることもあり、ダイヤモンド探索における指標鉱物として用いられる。ダイヤモンドの在処を示す、案内人のような存在。
主な産地はブラジル、ロシア、パキスタンなど。特にロシア産のクロムダイオプサイドは、クロムを含むことで鮮やかな緑色を呈する。冬のシベリアで見られるその色は、凍りついた針葉樹の森を思わせる。