ギリシャ語の「hyper(超える)」と「sthenos(力)」に由来し、角閃石よりも硬いことからこの名がつけられた。輝石族に属する鉄・マグネシウム珪酸塩鉱物である。
ブラジル、カナダのラブラドール地方、グリーンランドなどの古い岩体から産出する。斑れい岩や閃緑岩の中に見られ、地球深部のマントル由来の岩石に多い。
名前は「超強力」を意味するが、鉱物そのものは地味な存在である。宝石としての華やかさはない。しかし、この石を含む岩石は、地球の内側にあったものが地表へと上昇してきた証拠でもある。派手さのない、静かな証人である。