1910年、マダガスカルで発見された。命名したのはティファニーのジョージ・フレデリック・クンツであり、クンツァイトに自らの名を与えた人物が、この石にはJ.P.モルガンの名を冠した。
ベリル族の一種で、アクアマリンやエメラルドと同じ鉱物ファミリーに属する。マンガンが微量に含まれることで桃色を呈する。同じベリルでも、鉄ならアクアマリン、クロムならエメラルド、マンガンならモルガナイトとなる。微量元素の違いが、石の色だけでなく名称と歴史までも変えている。
主な産地はブラジル、アフガニスタン、モザンビーク。20世紀初頭の金融王の名を冠する宝石は、おそらくこれだけであろう。