アメジスト クロス ネックレス

ブラジルで採掘される天然アメジストを使用したクロスネックレス。アメジストは二酸化ケイ素を主成分とする石英の変種で、鉄イオンと天然放射線の作用によって紫色に発色します。その名はギリシャ語の「酔わない」に由来し、古代ギリシャでは節制と知性の象徴として扱われました。ブラジルは世界有数のアメジスト産地として知られ、特に色の深みと透明度において高い評価を得ています。

アメジストは中世ヨーロッパでは聖職者の指輪に用いられ、ルネサンス期には王侯貴族の宝飾品として珍重されました。「精神の安定と洞察力をもたらす石」として古くから瞑想や思索の際に用いられてきた歴史があります。

クロスペンダントは、スターリングシルバーの精緻な細工が特徴です。中央にプリンセスカットのアメジストを配し、縦軸と横軸には螺旋状の装飾とともに古代ルーン文字が刻まれています。ミルグレインの繊細な仕上げが、クラシカルな十字架のフォルムに奥行きある表情をもたらします。北欧の叡智とキリスト教の象徴が融合したデザインは、歴史的な重層性を静かに纏います。

アメジストの深い紫は光の角度によって表情を変え、胸元に気品ある輝きをもたらします。存在感のあるサイジングはシンプルなシャツやニットに品格を添え、グレーやネイビーのジャケットと合わせることで知的な洗練を演出します。重厚でありながら上品な佇まいは、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンに対応します。