サファイア 黒蝶貝 六芒星 ネックレス

南太平洋のクック諸島で育まれた天然クロチョウガイと、セイロン島スリランカから産出された天然サファイア。この二つの稀少な天然素材の邂逅は、海の神秘と大地の叡智が融合した奇跡と言えるでしょう。クロチョウガイの内側に広がる虹色の光沢「オリエント」は、炭酸カルシウムの結晶が薄層に重なることで生まれ、青、緑、紫、銀と色彩を変えます。一方、サファイアは透明度が高く、深みのある青色が特徴です。紀元前から採掘されてきたサファイアは、王室の宝冠や歴史的な宝飾品に用いられてきた由緒ある宝石です。

クロチョウガイは古代ポリネシアでは神聖な素材として、サファイアは古代ペルシャでは「地球が乗る巨大な宝石」として崇められてきました。クロチョウガイは海神の加護と防御の力を、サファイアは知性と誠実さ、直感力を象徴します。この二つの素材が織りなす組み合わせは、精神と肉体、天と海の調和を表現しています。

ペンダントトップに刻まれたのは、六芒星のシンボルです。上向きの三角形と下向きの三角形が重なり合うこの図形は、「ダビデの星」あるいは「ソロモンの印章」として知られ、数千年にわたり神聖幾何学において特別な意味を持ってきました。上向きの三角は火・空気・水を、下向きの三角は地・精神・魂を表し、その融合は天と地、精神と物質の完全なる調和を象徴します。中央に配されたサファイアが、この宇宙的調和の中心で静かに輝きます。

55cmのチェーンは、ペンダントトップを挟んで左右で異なる意匠を持つ非対称デザインです。完璧な均衡ではなく動的な調和を表現し、着用者の個性と独自性を静かに主張します。海と大地、そして宇宙の調和を胸に宿すこのネックレスは、深い精神性を求める成熟した男性にこそおすすめしたい逸品です。