ドラゴンブラッドジャスパー スカル 紐編み ブレスレット

南アフリカの古い大地から産出される天然ドラゴンブラッドジャスパー。深い緑色のエピドートと赤い斑点のピエモンタイトが混在する稀少な変成岩であり、その名は「龍の血」を意味します。伝説によれば、古代の龍が倒れた場所に、その血と大地が融合して生まれた石とされ、緑は龍の鱗を、赤は龍の血を表すと言われています。

ドラゴンブラッドジャスパーは、生命力と勇気を象徴する石として古くから戦士たちに珍重されてきました。その力強い色彩は、持つ者の内なる闘志を呼び覚まし、困難に立ち向かう精神力を授けるとされています。また、大地に根ざした安定感と、龍が持つ天空への志向性という、相反する二つのエネルギーを同時に宿すと言われます。天然石ゆえに、緑と赤の模様の入り方は一つひとつ異なり、まさに龍の息吹を宿したかのような唯一無二の表情を見せます。

このブレスレットの中央に配されたのは、シルバー製のスカルです。スカルは古来より死と再生、そして生命の儚さと尊さを象徴してきました。メキシコの「死者の日」では祖先を敬う象徴として、チベット仏教では無常の教えを説く法具として用いられています。龍の力を宿す石と、生と死の境界を示すスカルの組み合わせは、人生の根源的な力強さを静かに表現しています。多面カットが施されたビーズが光を受けるたびに鋭角的な輝きを放ち、調節可能な紐編みの留め具により快適な装着が可能です。