隕石 ゴールデンオブシディアン ブレスレット

約45億年前、太陽系の誕生とほぼ同時期に宇宙空間で形成されたムオニオナルスタ隕石と、ブラジルの火山地帯から産出される天然ゴールデンオブシディアン。この二つの素材は、宇宙の記憶と地球の火山活動という、時空を超えた力の融合を象徴します。

ムオニオナルスタ隕石は、約100万年前にスウェーデン北部に落下した地球最古級の隕石です。その断面に現れるウィドマンシュテッテン構造は、鉄とニッケルが数百万年という時間をかけて極めてゆっくりと冷却されることで形成される結晶模様であり、地球上では決して再現できない宇宙の刻印です。本製品ではロジウムコーティングを施すことで、隕石の銀白色の輝きを保護しています。

ゴールデンオブシディアンは、マグマが地表で急速に冷却される際、微細な気泡や鉱物が内包されることで生まれる極めて稀少な変種です。漆黒の中に金色の閃光が散りばめられた様は、「夜空の星」あるいは「宇宙の塵」を思わせ、闇の中にも光が宿るという二元性を象徴しています。「真実の鏡」として古代より崇められ、持つ者の内面を映し出し、困難な状況下でも希望を見出す力をもたらすと言われています。

そしてブレスレットに配されたシルバーチャームには、チベット仏教の象徴「ヴァジュラヤーナ（金剛乗）」を思わせる精緻な文様が刻まれています。多面カットが施されたゴールデンオブシディアンと、角の取れたキューブ型の隕石が交互に配され、漆黒と金色の閃光、そして銀白色の隕石が織りなすコントラストは、宇宙と地球、光と闇の調和を表現しています。