ホークスアイ ハムサの手 ブレスレット

南アフリカ共和国に位置する鉱脈から産出される天然ホークスアイ。この石は、タイガーアイの原石とも言われるクロシドライト（青石綿）が石英に置換される過程で形成された、深い藍色の輝きを持つ稀少な天然石です。

ホークスアイの最大の特徴は、その名の通り「鷹の目」を思わせるシャトヤンシー（猫目効果）です。繊維状の結晶構造が光を反射することで、石の表面に一条の光の帯が浮かび上がります。この光は見る角度によって移動し、まるで鷹が獲物を見定めるかのような鋭い眼光を宿します。古来より、この石は持つ者に広い視野と洞察力を授け、先を見通す力をもたらすとされてきました。天然石ゆえに、色の深さやシャトヤンシーの現れ方には個体差があり、それぞれが唯一無二の表情を見せます。

このブレスレットの中央に配されたのは、中東から北アフリカ、地中海沿岸で数千年にわたり崇められてきた「ハムサの手」です。ハムサとは「五つ」を意味するアラビア語であり、五本の指を持つ手の形をした護符は、邪視や悪意から身を守る最古のシンボルの一つとされ、宗教や文化を超えて普遍的な守護の力を持つとされてきました。

10mmという存在感のあるビーズが連なるこのブレスレットは、手首で確かな重量感を放ちます。鷹の眼光と古代の護符が融合したこの一本は、揺るぎない守護と深い洞察力を求める成熟した男性にこそおすすめしたい逸品です。