サファイア 吉祥印 ケルトノット ネックレス

セイロン島、現在のスリランカ。この島は古来より「宝石の島」と称され、世界最高峰のサファイアを産出することで知られています。紀元前から採掘が行われてきたこの地のサファイアは、透明度が高く、深みのある青色が特徴です。英国王室の宝冠をはじめ、歴史的な宝飾品に用いられてきた由緒ある宝石です。

サファイアはコランダムと呼ばれる鉱物の一種であり、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つことから「不変の象徴」とされてきました。古代ペルシャでは、地球が巨大なサファイアの上に乗っており、その反射で空が青いと信じられていたと言います。知性と誠実さを象徴するこの石は、持つ者の精神を高め、直感力と洞察力を研ぎ澄ますとされています。

ネックレスのクラスプ部分に施されたのは、ケルトノットの精緻な装飾です。ケルトノットとは、古代ケルト民族が用いた途切れることのない連続した線の紋様であり、「永遠」「循環」「魂の不滅」を象徴します。始まりも終わりもない無限の流れは、生命の連続性と宇宙の摂理を表現しています。サファイアの深い青が、この永遠の紋様の中心で静かに輝く様は、時を超えた叡智と変わらぬ信念を静かに語りかけます。

50cmのボックスチェーンが、滑らかな質感で首元に洗練された印象を与えます。永遠の象徴と深い叡智が融合したこのネックレスは、時の流れの中で揺るがぬ価値を求める成熟した男性にこそおすすめしたい逸品です。